第54問 |
次は何温泉の説明でしょうか?A〜Cからお答えください。
奈良時代初期に開かれた、日本でも最古の歴史をもつこの温泉は、大国主命とともに国造りをした少彦名命が発見したという言い伝えがあります。出雲風土記(733年)には、「一度洗えばお肌もしっとりすべすべ、二度入ればどんな病気や怪我も治ってしまう」とあり、世の人々に「神の湯」とも呼ばれたという。江戸時代、松江藩はこの温泉に別荘「お茶屋」を設け、代々の藩主が静養に訪れている。また、温泉の管理者「湯之介」が現れ、元湯・公衆浴場の管理、湯賃の取り立てなどを松江藩から任され、大きな力を持って温泉の一切を取り仕切った。
明治維新で松江藩が解体されると「湯之介」支配はなくなり、温泉掘削も自由になったため、各旅館は競って泉源を掘るようになった。ところで美人の湯として知られる温泉は、「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」等であるが、この温泉は、硫酸塩泉と塩化物泉がブレンドされており、お肌にやさしい弱アルカリ性で、古い角質をきれいにしてくれるため、お肌がスベスベしたり、お肌にハリを与え若返らせてくれる。また、保湿効果が持続し湯上がり数時間後もお肌がサラッとしっとりが実感できる。
|